R&B入門講座

ディープ・ソウル

ディープ・ソウルとサザンソウル

ディープソウルはイギリスで生まれた言葉で、米国黒人のソウル・ミュージックの中でもブルースやゴスペルの影響を受けたスロー・バラードや、ミディアムテンポの曲を意味する言葉として使われます。南部ソウルの場合、カントリーからの影響も指摘されています。もともとはゴスペルタッチのスローバラードを意味していましたが、もう少し幅広く使われる様になりました。サザンソウルは文字通り南部から生まれたソウルで、ゴスペルやブルースに直結した音楽をいいます。シカゴやニューヨークの南部出身のアーティストの音楽はサザンソウルに近いものが多いのですが、こういう場合は、ディープソウルと表現したほうがわかりやすい時もあります。

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ディープ・ソウルとサム・クック

サム・クックは1962年頃から、ゴスペルへの執着を見せ、初期のソウルダンスの枠から外れた独自の領域を切り開いていく一方で、サザン/ディープソウルバラードの原型なども試みていきました。サザン/ディープソウルの音楽に対して、最も大きな功績を残したのは、強力なディープスタイルを築いたサム・クックでしょう。彼が設立した”サー”レーベルは、ゴスペルソウル、ディープソウル専門で、ヴァレンティノズ、シムズ・トゥィンズ、ジョニー・テイラー、L.C.クックなど、ウエストコーストでのディープソウルを引き受けていました。

日本におけるディープソウル

日本では、南部生まれ北部育ちのシンガーをも含めた広い意味で、ゴスペルやブルース的な雰囲気を醸し出すソウルを指して用いられてきました。また、以前から黒人音楽の熱心なファンの間で、ディープ・ソウルという言葉が使われてきましたが、英国の解釈とは若干異なるニュアンスで用いられてきました。ちなみに英国ではノーザン・ソウルと言う言葉が多く用いられています。北部系ソウルのみならず南部産のソウルも指して使われることが多く、日本のディープ・ソウルとほぼ同義語として理解されています。

ゴスペルとディープソウル

デトロイトではモータウンのノーザンソウルが出来上がりつつある中、南部からやってきた黒人達がよりゴスペルに根ざしたスタイルを見出しつつありました。1950年代の黒人達の南部から北部への大移動が1960年代のディープソウルを豊かにしていたのですが、その反面、1950年代以降の南部生まれが減っていき、サザンソウルが1970年代以降先細りになっていったのでした。

ディープ・ソウルとウィルソン・ピケット

ファルコンズのジョー・スタブズの後釜に座ったウィルソン・ピケットも、ゴスペル色の強いシンガーでアラバマ出身でした。出身地は1960年代までの黒人音楽を知る上で重要で、これで大体ディープ系かノーザン系か、という目安になったりしました名作を生みながらもウィルソン・ピケットはファンルコンズから独立しデトロイトから離れ、ニューヨークへ移ってしまいます。デトロイトではその後モータウンの出番となり、こうしたディープスタイルはマイナーなものになっていきます。

ディープソウルの20年の歴史

ディープソウルの20年の歴史は、創始者ともいえるサム・クックを起点とするシンガー達だったといえます。彼の死後、強く影響を受けたのがオーティス・レディング、彼の事故死の後は、ジョニー・テイラーとO・V・ライト、その後はボビー・ウーマックへと流れていきますが、そのボビー・ウーマックを最後にその伝統は失われつつあります。しかしディープな感覚こそ黒人達が作り上げてきたものなので、どんな形になってもアメリカ黒人音楽の中から消えるということはないはずです。

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オススメ

V.A./Hall Of Fame - Rare And Unissued Gems From The Fame Vaults
FAMEスタジオの未発表録音21曲と初CD化3曲を集めたもので、今後もシリーズとして続編が予定されています。どこを切っても一級品のディープソウルで個別に論評を加えるまでもありません。最後のジョージ・ジャクソンの曲は、自宅でピアノ伴奏のみで録音されたというもので音質も悪くボートラ扱いですが、曲は素晴らしく、これを収録した英断に拍手を送りたいです。
Charles Smith / Ashes To Ashes
スミスはアラバマ出身のシンガーで、本CD収録曲は70年代前半のマッスル・ショールズ録音。ヴィヴィド・サウンドのLP「ソウル・バッグVol.3(VS-7007)」で4曲が紹介されていましたが、「My Great Loss (Ashes To Ashes)」は地元で35万枚売れたというバラード。ジョージ・ジャクソン作の「Stand Up And Take It Like A Man」は南部らしいミディアム。この曲を始め、幼なじみのジェフ・クーパーとのデュエット・スタイルの曲が多いですが、これがまたとても魅力的。フィリップ・ミッチェル作の「The Only Time You Say You Love Me」は捨て曲無しのこのCDの中でもベストのディープバラードで、クライマックスで高らかに鳴り響くホーンズが感動的です。ジャケ写でギターを抱えていますがブルース的なところは全くなく、ディープソウルファンのストライクゾーンど真ん中のCD。タイプとしてはロスコー・ロビンソンに似ています。
Dan Penn / The Fame Recordings
2012年度のリイシュー・ベスト・アルバムに様々なところで選ばれていますが、全くもって同感です。これは60年代中期にペンが作曲しFAMEスタジオでが歌ったデモ録音集。ペンは"Dark End Of The Street"、"Do Right Woman"、"I'm Your Puppet"など枚挙にいとまがないほどディープソウルの名曲を書いていますが、本人がボーカルを取る自身のアルバムとなると、1973年に「Nobody's Fool」をリリースした後は一気に94年(1941年生まれだからこの時53歳)の「Do Right Man」まで飛んでしまいます。99年には盟友スプーナー・オールダムkeyと来日し、円熟のボーカルで歌われる名曲の数々は感動的。ディープソウルファンは即買いのCDです。
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